1912年、というから明治45年。尾崎東京市長が荒川堤に咲き誇っていた五色桜から接ぎ穂を採取して養生した12種3000本をワシントンに寄贈したそう。アメリカと日本の間も友好関係を育て強めようとしたもの、アメリカのタフト大統領夫人が希望されたものだったらしい。そして毎年ワシントン ポトマックでは全米桜まつりが行われているという。
明治の終わりころに日本を訪れた学者や作家が、日本の桜を称えたことが始まりでもあるらしい。
でも、桜には虫が付く。最初に送った桜はワシントンについたころにはおびただしい数の害虫がついてしまい焼却され、再度、送るために静岡県の興津園芸試験場で接ぎ木がされ、集荷。到着時に一本も害虫がいないという快挙を成し遂げたそう。
1990年、ポトマック公園の桜、ソメイヨシノヲ実生より育てた苗木が80年目の里帰りの桜として祖師谷公園わきの仙川に沿って植えられたいるのです。
こんな物語のある桜が毎年見られるなんて、本当にありがたいことです。