たんぽぽ 川崎洋 作
たんぽぽが たくさん飛んでいく
ひとつひとつ みんな名前が あるんだ
おーい たぽんぽ
おーい ぽぽんた
おーい ぽんたぽ
おーい ぽたぽん
川におちるな
4月に入って急に暖かくなり そう 桜ももうおわりかなあと思っている所に
たんぽぽが見られるようになりました。
そして早々と綿毛になっているものも。
まんまるな綿毛を見て、おもいだしたのが前述の川崎洋さんの詩です。
昔の国語の教科書に載っていたこともあったかもしれません。
子どもたちは小さい頃にわらべ歌遊びをしていて この詩もよく声に出していました。
たんぽぽ ひとつひとつに名前がちゃあんとあるって思うと、本当にそう思えてくるから不思議不思議。この詩、音読してみると その魅力が良くわかります。
小さな手にたんぽぽを握りしめて ふぅっと吹いていたこどものことを すごーくかわいいなあと思ったあのころが思い出されます。何気ない日常の一コマの中にこそ、幸せはあるんですね。