イグノーベル賞とキツツキ
「人々を笑わせ考えさせた研究」に与えられるイグノーベル賞を受賞した研究の一つが
「なぜキツツキに頭痛がないのか」というテーマでした。キツツキは木の幹に穴をあけるために1秒間に20回近くも嘴でつついています。この時に頭に受ける衝撃って時速25キロで壁にぶつかるのと同じだそうです。自分の頭として考えたら危険!すぎてクラクラしてしまいます。
しかしキツツキはいたって平気な様子でくるくると木の幹のあちこちをつつきまわります。確かに不思議です。
研究によれば、実はキツツキの脳は3重に守られているそう。頑丈な頭骨の中で一部スポンジ化した頭骨、嘴の根本にある筋肉、頭骨をぐるっと巻いている舌骨 それが脳へのダメージを減らしているそうです。すご~い仕組みをもっているのですね。
コゲラを観察していると しっかりと足で木をつかまえて固定しているように見えます。体を寄せて垂直に嘴が当たるようなつつき方、何度もつついた後でもよく動き回るしもちろん飛んでいく。進化の形はそれぞれが生きていきやすいようになっているのですね。
クマの子ウーフ きつつきのみつけたたから
コゲラといえば思い出すのがなぜか「クマの子ウーフ きつつきのみつけたたから」です。
キツツキのゲラが木をつついている。なぜかと聞けば この木に宝があるか尋ねているのが木をつつくという行動だそう。
ゲラが見つけた宝はなんと お嫁さん!
というお話なんですが 私はコゲラを見つけるとゲラもお嫁さんもクマの子ウーフまでもがイメージの中に登場してしまいます。
こどもたちが小さい頃に読み聞かせただけなのに 潜在意識にしっかりしまわれているらしいのです。